形意拳

形意拳(けいいけん)は太極拳・八卦掌とともに中国古来の思想を理論的背景として体系化された勁力(気の力)を用いた内家拳法の中の一つです。形意拳の代表的なものとしては、陰陽五行説(金・水・木・火・土)の基ずく「五行拳」、または十二の動物(龍・虎・猴・馬・黽・鶏・鶴・燕・蛇・鳥台・鷹・熊)の戦い方の特徴を、その拳に表したという「十二形拳」、などがあり、その他にも、套拳や剣・刀・拐・棍・槍など、数多くの武器法があります。形意拳(けいいけん)の開祖は、南宋時代(1127~1279)の勇将・岳飛(がくひ)と言われており、明代(1368~1644)の武将・姫隆豊(きりゅうほう)が中興の祖としてこの拳法を体系化し、広く普及させました。
その系譜は、姫隆豊(きりゅうほう)―曹継武(そうけいぶ)―戴竜邦(たいりゅうほう)―李洛能(りらくのう)―劉奇蘭(りゅうきらん)―張兆東(ちょうちょうとう)―王樹金(おうじゅきん)という系統で伝承されています。